「アブサロムのところに向かって出て行きたいという、ダビデ王の願いはなくなった。アムノンが死んだことについて慰めを得たからである。」(13:39)
タマルの事件によって憎しみを抱いていたアブサロムはアムノンを殺しました。
恨みや憎しみを取り扱うことなく放置するならば悲劇を生みます。
聖書は言います。
「あなたがたのうちのだれも、神の祝福を失わないよう互いに注意し合いなさい。あなたがたの間に、憎しみや悪意がはびこらないよう十分に警戒しなさい。それは、多くの人の信仰生活に害を及ぼすからです。」(ヘブル12:15LB)
ダビデはアブサロムの苦い根を扱うためでなく、アムノンの死のことをあきらめます。
「ダビデは、アムノンの死についてしばらく嘆き悲しんでいましたが、ようやくあきらめがついたのか、アブシャロムに会いたいと思うようになりました。」(LB)
これは、さらなる悲劇の序章でしかありませんでした。
苦い根は取り扱われる必要があります。