「イタイは王に答えて言った。「主は生きておられます。そして、王様も生きておられます。王様がおられるところに、生きるためでも死ぬためでも、このしもべも必ずそこにいます。」」(15:21)
イタイはおそらく職業軍人でした。
ダビデは王位を失い、さまよう者となった自分を護衛しても、報酬も与えることができない状況なので、エルサレムに戻るようにと勧めました。
すべての責任から彼とその部下を解放して、帰らせようと勧めた後、忠誠の誓いを受けます。
注目すべきはイタイの言葉です。
「主は生きておられます。」
イタイはイスラエル人ではありませんでしたが、イスラエルの神、「主」(ヤハウェ)の御名を用います。
イタイの信仰告白とも受け取れます。
イタイの忠誠は、主に対する忠誠だったのです。
ですから、アブサロムの反乱に与することもありませんでした。