「女は言った。「昔、人々は『アベルで尋ねよ』と言って、事を決めました。」(20:18)
シェバの反乱は失敗に終わり、彼はアベルという町に避難しました。
それで、ヨアブの軍は町を包囲し、その城壁を破壊するところでした。
すると、その町の一人の知恵ある女性がヨアブと交渉をします。
「実は、昔から『物事に決着をつけたければ、アベルの人に聞け』と申すのでございます。いつも、私どものお勧めすることが理にかなっているようでしてね。私どもの町は、昔から平和を愛し、イスラエルに忠誠を尽くしてまいりました。今、この町を攻めるおつもりですとか。どうして、この神様の町を滅ぼそうとなさるのですか。」(18,19節LB)」
「アベルで尋ねよ」ということわざが正確に意味しているところは分かりませんが、アベルの人たちはその知恵で有名だったということです。
聖書は言います。
「知恵の初めそれは主を恐れること。」(詩篇111:10)
知恵によってアベルの町は滅びることはありませんでした。