「さて、再び主の怒りがイスラエルに対して燃え上がり、ダビデをそそのかして、彼らに向かわせた。「さあ、イスラエルとユダの人口を数えよ」と。」(24:1)
人口調査をしたことがどうして罪なのか明確に記されていません。
報告が軍事力という観点からされていることから、王の傲慢さの罪だと考えられています。
神よりも兵力に頼ろうとする不信仰な態度が罪とされたと考えられます。
もっとも、「ダビデをそそのかして」とあることから、その背後に民の罪を指摘する学者もいます。
民の罪のゆえに、民を罰するために、ダビデを動かしたというのです。
いずれにせよ、罪は罰を免れることはありません。
だから、イエス・キリストは人となり、十字架にかかり、死ぬ必要がありました。
「神はご自分の御子を、罪深い肉と同じような形で、罪のきよめのために遣わし、肉において罪を処罰されたのです。」(ローマ8:3)