父帰る

実家の父が洗礼を受けることになりました。

およそ2年ぶりの帰省、コロナの影響もあり父の入所している施設に行くのは今回が初めてでした。

母と直接会うのも3年ぶり。

母らしい規則正しい生活の様子を見て安心しました。

初日、宝殿駅から直接施設に行き15分という限られた時間の中ではありましたが近況を語り合い、最後は手を握って祈ることができました。

その時の、父が祈る姿勢やアーメン、と力強く応答する姿にいつもとは違う柔らかくてオープンな空気を感じていました。

これまでは頑なで神様にも心を開かない。

でも聖書の知識や価値観はある、という状態で、わたしが信仰の決断を促しても拒否する父でした。

けれども次の日の面会で母が

「信仰を持って洗礼を受けたら?」

といつものように問いかけると父が

「そうさせてもらおうと思う」

と。

あまりにも自然に応答したので私たちの方が驚いて聞き返してしまいました。

父のこの日のためにどれだけ多くの人が祈ってきてくれたんだろう。

自分の人生に主の主権を受け入れた父の顔は輝いて見えました。ハレルヤ! 

(小山晶子牧師人)

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