「彼は御使いを見つめていたが、恐ろしくなって言った。「主よ、何でしょうか。」すると御使いは言った。「あなたの祈りと施しは神の御前に上って、覚えられています。」(10:4)
コルネリウスは百人隊長でした。
ローマ帝国の百人隊長たちは自分の部隊を教練し、訓練を維持し、軍団兵を戦場へ引率しました。
彼らの存在はとても重要で、兵士や退役軍人の墓には所属していた百人隊長の名が刻まれています。
彼の品性は2節によく描写されています。
「彼は敬虔な人で、家族全員とともに神を恐れ、民に多くの施しをし、いつも神に祈りをささげていた。」
この箇所が私たちに教えている大切なことは、私たちの「祈りと施し」は「神の御前に上って、覚えられています」ということです。
人は行いによって救われるわけではありません。
イエス・キリストの十字架の御業のゆえに、信じるだけで救われます。
しかし、私たちの「祈りと施し」は、神に覚えられています。