「そこでパウロが立ち上がり、手振りで静かにさせてから言った。「イスラエル人の皆さん、ならびに神を恐れる方々、聞いてください。」(13:16)
16節から41節までパウロの伝道説教が記録されています。
パウロは出エジプトから始めてイスラエルの歴史を語り始めます。
そして、ダビデ王との約束がダビデの子孫として生まれたイエスによって成就したことを説明します。
パウロは、
「エルサレムに住む人々とその指導者たちは、このイエスを認めず、また安息日ごとに読まれる預言者たちのことばを理解せず、イエスを罪に定めて、預言を成就させました。」(27節)
と、イエスの十字架が聖書に預言されていた内容であったことを指し示します。
このようにパウロの説教は旧約聖書を土台としたものでした。
パウロのポイントの一つは、
「この救いのことばは、私たちに送られたのです。」(26節)
ということです。
聖書は私たちに送られた神の救いの言葉です。