「弟子たちの心を強め、信仰にしっかりとどまるように勧めて、「私たちは、神の国に入るために、多くの苦しみを経なければならない」と語った。」(14:22)
パウロとバルナバは以前宣教した地域を再び訪れ、弟子たちの心を強めました。
No Cross, No Crown.
「十字架なくして、冠なし。」
という言葉があります。
残念ながら、苦難を避けて通り抜けることは誰にもできないということなのだと思います。
古代教父テルトゥリアヌスの言葉に、
「殉教者の血は教会の種子である」
という有名な言葉があります。
今、日本に教会があるのは、私たちの信仰の先輩たちが苦労してまいてきた種子が実っているからであることを忘れてはいけないと思います。
もっとも、パウロは苦しみを否定的に考えません。
「苦難さえも喜んでいます。それは、苦難が忍耐を生み出し、忍耐が練られた品性を生み出し、練られた品性が希望を生み出すと、私たちは知っているからです。」(ロマ5:3,4)