「彼が聞き入れようとしないので、私たちは「主のみこころがなりますように」と言って、口をつぐんだ。」(21:14)
ツロの兄弟姉妹たちは、
「御霊に示されて、エルサレムには行かないようにとパウロに繰り返し言った。」(4節)
とあります。アガポという預言者は言いました。
「この帯の持ち主を、ユダヤ人たちはエルサレムでこのように縛り、異邦人の手に渡すことになる。」(11節)
それで、パウロにエルサレムには行かないように懇願したと言います。
しかし、パウロは言います。
「あなたがたは、泣いたり私の心をくじいたりして、いったい何をしているのですか。私は主イエスの名のためなら、エルサレムで縛られるだけでなく、死ぬことも覚悟しています。」(13節)
パウロは頑固のようにも見えますが、神のみこころに生きる信仰者の姿とも言えます。
聖霊は禁じるためではなく、備えのために警告したのです。
どんな試練が待っていたとしても神のみこころに従うことが信仰者の生き方です。