「ところが、パウロの姉妹の息子がこの待ち伏せのことを耳にしたので、兵営に来て中に入り、そのことをパウロに知らせた。」(23:16)
この時、陰謀を企てたユダヤ人たちは、熱狂的な愛国主義者だったシカリ派の人たちのことだったと考えられています。
極端な思想を持つ人は、いつの時代も自分の考える正義感で自らを正当化し、暴力に訴えます。
しかし、神の守りは人の謀略を超えています。
神はパウロの姉妹の息子を用いて、この陰謀を千人隊長に知らせ、千人隊長はパウロをカイサリアに移送します。
パウロに家族がどのぐらいいたのかは、聖書に出て来ないので分かりません。
しかし、この箇所から、少なくともパウロの姉妹の家族がエルサレムにいたことが分かります。
また、パウロに知らせていたところを見ると、良い関係があったことも分かります。
神は必要な助けを備えてくださるお方です。