「こういうわけで、アグリッパ王よ、私は天からの幻に背かず、」(26:19)
パウロはダマスコ途上で、栄光に輝くイエス・キリストと出会いました。
その時、パウロは地に倒され、これまで拠り所にしていた思想、自我などが砕かれました。
人は、一度、徹底的に砕かれる必要があります。
新しく生まれなければ神の国を見ることはできないからです。
それからパウロは、「天からの幻」(ヘブンリービジョン)をいただいたと言います。
その幻は18節です。
「人々の目を開き、自分のほんとうの姿に気づかせ、罪を悔い改め、悪魔の暗闇から出て、神の光の中に生きるようにするために。わたしを信じる信仰によって、彼らは罪の赦しを受け、きよくされたすべての人たちと共に、神の相続財産を受けるようになる。」(LB)
パウロに与えられたこの「天からの幻」は、キリストを信じるすべてのキリスト者に与えられている幻です。