「ですから、皆さん、元気を出しなさい。私は神を信じています。私に語られたことは、そのとおりになるのです。」(27:25)
クレタを出る前は、出航すれば命を失うという話でしたが、この時は、皆の命が助かるとパウロは言いました。
どうして、話が変わったのでしょうか。
この発言の変化の背後にあるのは、「とりなしの祈り」だとピーター・ワーグナー博士は言います。
「とりなしの祈り」とは、他者のために、その人に代わって祈ることです。
パウロは自分の言うことを聞いていれば、こんな危害を被らなくてすんだことを知っていました。
それでも、パウロは百人隊長や船長をはじめとする二百七十六人全員のために祈っていたということです。
そしてそのとりなしの祈りは、私たちの想像以上に力あるものでした。
ワーグナー博士は、「歴史はとりなしの祈りをする者のものなのです」と言います。
今日は主の日。共に、主に礼拝を捧げましょう!