「キリストは、肉体をもって生きている間、自分を死から救い出すことができる方に向かって、大きな叫び声と涙をもって祈りと願いをささげ、その敬虔のゆえに聞き入れられました。」(5:7)
イエス様がこの地上でどのように祈られたかが記されています。
「大きな叫び声と涙をもって」
とあるように、イエス様は、とても感情的な祈りをされたことが分かります。
これは、ゲッセマネの祈りのときだけではなかったと思います。
「敬虔」と訳された単語は、神への畏れという意味があります。
同じ単語の動詞形が11:7で使用されていて、
「恐れかしこんで」
と訳しています。
イエス様が恐れかしこんで祈ったがゆえに聞き入れられたという意味は、私たちに祈りの模範を示されたということです。
私たちの祈りは神に指図するような横柄な祈りであってはいけません。
神を畏れ、神のみこころに従う、祈りであることが大切です。