「このメルキゼデクはサレムの王で、いと高き神の祭司でしたが、アブラハムが王たちを打ち破って帰るのを出迎えて祝福しました。」(7:1)
創世記14章で、アブラハムが「いと高き神の祭司」、メルキゼデクにすべての物の十分の一を捧げたことが記録されています。
つまり、レビ族が誕生する前に、「いと高き神の祭司」という祭司職が存在していたということです。
この説明が、7章全体でなされていますが、簡単にまとめますとこういうことです。
イエス・キリストは、約束されてきたメシア、王であり、「いと高き神」の祭司であると言うことです。
「いと高き神」をヘブル語で「エル・エルヨーン」と言います。
「エル・エルヨーンとは、宇宙全体の主権者、最高の支配者としての神を示す御名です。(中略)神は支配し君臨されるので、誰も、どんな御使いも、どんな悪霊も悪魔も、またどんな人生の境遇も、神のご計画を妨げることはできないのです。」(ケイ・アーサー)