「以上述べてきたことの要点は、私たちにはこのような大祭司がおられるということです。」(8:1)
ささげ物といけにえを捧げるために大祭司が任命される理由は二つありました。
一つ目は、神の臨在の中に入るためです。
二つ目は、血を流すことが、そのことを可能としたということです。
しかし、問題は、任命された祭司は人間であり、限界がありました。
人間は眠る必要がありますので、ずっと続けられるわけではありません。
また、動物の血も完全ではありませんでした。
ヘブル人への手紙が教えていることは、私たちの大祭司、イエス・キリストには、このような限界はないということです。
イエス様は完全な人間であると同時に、完全な神です。
「要するに、私たちにはまさにそのような大祭司がいるのです。神と並んで権威を持ち、神によって建てられた唯一の真の聖所で礼拝を執り行っているのです。」(1,2節MSG)