「詩と賛美と霊の歌をもって互いに語り合い、主に向かって心から賛美し、歌いなさい。」(5:19)
「心から歌い」というのは、声に出して歌うことで、「賛美しなさい」というのは、楽器を用いて奏でることと言われています。
「詩と賛美と霊の歌」がどんな音楽だったかは分かりません。
再現できるような楽譜も残っていません。
ただ、礼拝の中で、音楽が用いられていたことは確かです。
これは、多くの学者が指摘するように、その時代、その文化に合わせて、音楽は変化する必要があるという意味だと思われます。
讃美歌や聖歌と呼ばれるものの多くは、十九世紀ごろのリバイバル運動と呼ばれる中で出来たものがほとんどです。
当時の流行のメロディを用いて、替え歌にしたものが、多く含まれています。
「霊の歌」は、賛美の中で、聖霊様に導かれて即興で歌われた可能性があります。
新しい歌が生まれ、歌われるということは、聖霊様が働かれているという証明でもあります。