「ですから、人の子は安息日にも主です。」(2:28)
イエス様のポイントは、イエス様ご自身の「権威」についてです。
「人の子」とは、当時のユダヤ人たちが認識していたダニエル書七章に出てくる「メシア」のことです。
「人の子」が来て王座につく、それが神の国のはじまりのしるしということです。
イエス様はどんな人も「安息日の主」だと言ったのではありません。
「人の子」、「メシア」が「主」、すなわち、権威ある「統治者」だと言われたのです。
まさに、人類を抑圧するどんな規定よりも、イエス様は権威があると言われたのです。
イエス様の言動、その背後にあるのは、「わたしこそメシアである」という宣言です。
「人の子は安息日にも主です。」と言われた真意は、聖書の神は「絵にかいた餅ではない」ということです。
イエス・キリストは今も生きて働かれています。
私たちの弱さをご存じで、私たちの祈り、叫びを聞いてくださり、応えてくださるということです。