「彼らに悪霊を追い出す権威を持たせるためであった。」(3:15)
悪霊につかれると人は人間らしさを失います。
「悪霊を追い出す権威」とは、人間らしさの回復をもたらす権威です。
神は人を「神のかたち」(imago dei)に造られました。
しかし、人は「自分が神」かのようにふるまうことによって「人間らしさ」を失いました。
「私がこの世の中心」、「自分が良ければいいんだ」という個人主義。
「大切なのは物質だけ」という物質主義。
「私たちは神だ」というニューエイジ。
これらは人間らしさを失っている状態です。
「神のかたち」の回復とは人間らしさの回復です。
「人間らしさ」は神を神として認識する、神に創造された被造物であるという自覚から始まります。
弟子たちに与えられた権威とは「神の国」の権威です。
イエス・キリストの十字架の御業を宣べ伝えることによって行使される権威です。
今日は主の日。共に主に礼拝を捧げましょう!