マルコ 6:45-56

「みなイエスを見ておびえてしまったのである。そこで、イエスはすぐに彼らに話しかけ、「しっかりしなさい。わたしだ。恐れることはない」と言われた。」(6:50)

イエス様の素晴らしい御業をどんなに体験しても、嵐の中で、湖の上を歩いて近づくイエス様を、弟子たちは認識できませんでした。

そんな弟子たちに、イエス様はすぐに話しかけてくださいました。

「わたしだ」

と訳された言葉は、燃える柴からモーセに語られた神ご自身の名前と同じです。

モーセが神の名を尋ねると神はこう言われました。

「わたしは、『わたしはある。』という者である。」(出三・十四)

これは、英語のBe動詞にあたる言葉で「存在」を意味します。

「わたしはここに存在している。」

神の御業を忘れ、パニックに陥っている状況の中で、イエス・キリストは近づいてきて、

「わたしはここにいる。恐れることはない。」

と語ってくださるというということです。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です