「すると、イエスはお尋ねになった。「パンはいくつありますか。」弟子たちは「七つあります」と答えた。」(8:5)
よく似た出来事が六章にありました。
五つのパンと二匹の魚で男だけで五千人が食べて、残り物が十二かごになりました。
十二という数字はイスラエルの十二部族を象徴していると考えられ、ユダヤ人世界におけるイエス様の働きを象徴したものと考えられます。
今回は七つのパンと少しの魚で四千人が食べて、残り物が七つの籠になりました。
「男が」という言及はなく、奇跡が行われた場所は、ユダヤ人居住区ではありませんでした。
つまり、五千人の時には数にも入れられなかった女性や子どもや外国人がこの四千人に含まれているのです。
そう考えるならば、このことを通して神がどれほどすべての人を気にかけておられるかが分かります。
また、神は私たちの日々の糧、この地上の営みも大切にされているということが示されています。
今日は主の日。共に主に礼拝を捧げましょう!