リラメンバー松浦千登勢の17歳年下夫が30歳で総合格闘家を目指すと言った時、びっくりするやら呆れるやらで何も言えなかった数年前。
しかもプロを目指すという言葉に腹立たしさすら覚えました。
畑は違えどプロになるということの厳しさは精神的にも経済的にもどれほど大変か少しは知っている者として、手放しで賛成は正直できませんでした。
だいたい総合格闘技って何?
殴り合うんでしょう?
生活どうすんの?
妻がいるのになんて無責任な。
わたしの心はおおよそこんな思いでした。
ところが千登勢は夫を支え続け、一番の理解者となって時にはセコンドをやり、祈り励まし続けたのです。
厳しい総合格闘技の世界で彼は本当にプロになり、本日東京で新人王決定戦に出場することになりました。
この数年間、千登勢を傍で見ながら思いました。
これこそ無償(アガペー)の愛だ、と。
聖霊なる神様も、危なっかしい私たちの歩みを見捨てることなく励まし、セコンドにつき、支えてくださってるんだと。
あの時賛成できなくてごめん。
応援できなくてごめん。
だからきょうはその分も全力で勝利を祈るからね。
(小山晶子牧師婦人)