「しかし、先にいる多くの者が後になり、後にいる多くの者が先になります。」(10:31)
ユダヤ人は、神がその人を喜ばれているから、この人は裕福なのだと考えていました。
それで
「金持ちが神の国に入るよりは、らくだが針の穴を通るほうが易しいのです。」
というイエス様の言葉は驚きを与えました。
「金持ちこそ神から祝福された人だと考えられていたからです。」(LB)
聖書は神を信じる者に「祝福を与え、繁栄を与える」という約束を与えていますが、目の前の一時的な状況を私たちが自分勝手な憶測で判断して、祝福されているとか祝福されていないとか言ってはいけないということです。
あくまでも神の領域なのです。
ですから、イエス様は言われました。
「それは人にはできないことです。しかし、神は違います。神にはどんなことでもできるのです。」(27節)
富んでいるから祝福されているとは限りません。
貧しいからといって祝福されていないとは限りません。